この店舗は総2階建てで、2階が店舗、1階部分が駐車場となっていました。
駐車場の天井部分はH鋼に断熱材が吹き付けてあり、各種の配線ラックなども多く設置していました。
そして、改装して新規オープンするまでの間しばらく閉店状態となっていたため、
ハトの営巣・定着が著しい状態となっていました。 |
|
配線ラックに営巣しています。
ここで1~2回の産卵をしたあとと思われました。
このような状態ですと、
ハートジェルの忌避効果がかなり出にくく、
卵・ヒナなどがいなくなった後に、営巣部材を撤去して施工しませんと、再飛来が起こりやすくなります。
|
|
|
同じく、配線ラック内の営巣状態です。
ハトにとっては、広い駐車場内で外敵からも見つかりにくく、非常によい営巣環境だといえます。
|
|
配線ラックに一部養生を施し、
ハートジェルを塗布しました。 |
|
|
|
H鋼に断熱材が吹き付けられているため、ハトがとまりやすい状態になります。
断熱材は、綿のような状態で吹き付けられているため、その上にハトがとまって暴れるとくずれやすく、ハートジェルもそれとともに取れてしまう可能性があります。
ですから、施工するときにはかなり多めに塗布するようにします。 |
|
|
営巣箇所を施工した模様です。ここまでしなくてもいいとは思ったのですが、
実はこの施工中、地面に置いていたハートジェルの箱を、搬入業者の方の車が踏んづけてしまいまして、かなりの数のハートジェルパウチが破れてしまいました。
そうなるとハートガンでは作業できなくなってしまいましたので、行きがけの駄賃というわけではないのですが、営巣箇所を中心にタップリと塗布したというわけです。
余分に材料を持っていったおかげで助かりました。 |
|
H鋼断熱材の上にハートジェルを塗布した様子です。
不思議とこういったコーナー部にハトはとまりやすいようです。
店舗が大型で、敷地面積も広く、施工対象となる部分も広範囲にわたりますので、全部にハートジェルを塗布していこうとすると費用がかさみます。
ですから、こういった場合には営巣箇所を中心にできるだけハトの行動範囲を予測して
少ない施工距離で効果をあげるように努力します。 |
|
|
今回の場合には、2日ほどハトの飛来状況を目視にて記録し、施工場所の見積もりを出しました。
すべてのH鋼・配線ラックなどの距離からすると約10分の1程度の施工距離で効果をあげることができました。 |
|
|