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松山市内のマンション

施工日：2008年3月

だいぶん暖かくなって、ハトの行動も活発になってきたように思います。
先日は、マンションの外壁にある窪みの部分に、ハトの飛来が著しいとのご相談で、
作業をしてまいりました。

実は、今回の施工は「ハートジェル」ではありません。
今回のお客様は、以前にも別のマンションでハートジェルの施工をご用命いただいたことがあるのですが、
このたびはある程度予算はかかってもかまわないので、より強力な方法はないかとのご相談でした。
二度とハトの飛来がおこらないようにしてほしいとのことでございました。

物理的な飛来侵入防止対策としては、ネットを敷設するのが１００％間違いないのですが、
今回の施工場所は、ベランダやテラスのようにお住まいの方が使用する場所ではありません。

壁の一部であり、面積も小さいということと、
やはりネットを敷設するためにワイヤーを張るアンカー打ち込み作業によって外壁に穴を開けることに対する不安もありましたので、スパイク（とげ）式の忌避装置を設置することにしました。

ちなみにハートジェルによる作業と比べると、スパイク装置の設置は２～３倍ぐらいの費用がかかります。
ネットの敷設ですともう少し多くかかると思います。

今回設置したスパイクはこのような形をしています。

ポリカーボネート製の台に、ステンレスのワイヤーがとりつけてあるものです。

ステンレスのワイヤーの先はとがっていませんので
必要以上にハトを傷つけることはありません。

設置するには、このスパイクを専用の接着剤で貼り付けていきます。

このとき気をつけなければならないのが、スパイク同士やスパイクと壁との間の間隔です。
できるだけ６センチ以内にするようにします。
あまり間隔を広げすぎると間にハトが挟まったりして危険ですので注意して施工します。

出来上がりを下から見たところです。

施工にかかる時間も
ハートジェルの２～３倍といったところでしょうか。
事前に接着剤を使用する面をきれいにしておく必要がありますので、どうしても作業時間は長くなってしまいます。

ちなみに、今回もロープにぶら下がっての高所作業、通称ブランコ作業でした。

余談になりますが、
もし弊社にこのような高所作業をご用命くださる場合、ひとつだけお願いがあります。
それは「決して作業中の人間に話しかけないでください」ということです。
だれでも高いところに対する恐怖心は持っています。
訓練と経験で克服してこのような作業を得意にしているものたちばかりですが、
やはり作業中は細心の注意を払って作業しています。
「気をつけてくださいよ」「危ないですよ」「すごいですねぇ」といった声は、かけないであげてください。
もし、お声をかけていただけるのであれば、
作業に取り掛かる前、準備をしているときに「ご安全に」と一言お願いいたします。

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