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【モグラってどんな動物?】 |
<参考> 農文協「モグラ」井上雅央/秋山雅世 |
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モグラは地下にトンネルを掘り、その中で生活する。トンネルを掘ったり、巣の外へ排出された土が地表に積みあがったりすることによって盛り上がった所を「モグラ塚」という。
目は退化してほとんど視力は無く、耳も外側からはわかりにくい。前足は土を掘ったり掻き出したりするのに適した形状になっている。
地中に棲むミミズや昆虫の幼虫を主な食物としている。
100%肉食なので、野菜の根っこを齧られたなどの被害はモグラの穴による間接被害。 |
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【モグラ被害の実態】
- 水田の畦(あぜ)にモグラ穴を開けて水が抜けてしまう
- リンゴ畑にモグラが穴を掘り、その穴を野ねずみが利用してリンゴの木の根を齧る
- モグラのトンネルにより、作物の根が乾燥し、立ち枯れる
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【野ねずみってどんな動物?】 |
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『野ねずみ』とは山林や農耕地、雑林などに生息するハタネズミ、アカネズミ、ヒメネズミ、ヤチネズミなどの総称。
夜行性で夜間の活動が活発で、 地下に穴を掘ったり、木のうろや根元などに巣を作る。
雑食性で草や木の種子、小型の昆虫や土壌動物などを捕食する。
農作物や貯蔵穀物を加害し、寄生虫、各種伝染病の媒介するため、害獣と見なされ、駆除対象となっている。 |
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【野ねずみ被害の実態】
- 9~10月頃、ユリやチューリップの球根を地中に埋めて植えつける。3~4月の雪解け頃、雪の下で野ねずみがそれを食害する
- モモ畑でモモの気が地面に接した根元の樹皮を野ねずみが齧って木が立ち枯れしたり生育が遅くなったりする
- アスパラガスの露地栽培で、野ねずみによる病気被害が頻発している
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① |
施肥、現在は有機肥料が主流 |
② |
富栄養化した土壌で好条件の元、ミミズが繁殖する |
③ |
昆虫の幼虫やミミズを主な食料としているモグラが畑に寄せ付けられてくる |
④ |
畑の地面に広範囲でモグラ穴が形成される |
⑤ |
モグラ穴を野ねずみが利用してリンゴの木の根を齧害する |
⑥ |
リンゴの木の成長が遅くなったり立ち枯れしたりする |
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